ドメイン認証についての基本情報
ドメイン認証を行うことにより送信するメールが正規で信頼できるものであると受信側に認識されます。認証済みのドメインを使うことで、Googleのガイドラインをはじめとした業界の推奨ルールに沿った安全な配信が可能となり、自社の独自ドメインから安心してメールを送信できます。
ドメイン認証ができない場合や、Gmail・Yahoo・Outlookなどの無料メールアドレスをご利用の場合は共有ドメイン「benchmarksend.com」から送信されます。その際は、月間配信可能数などに一部制限がありますのでご注意ください。
関連動画:ドメイン認証の概要
自社ドメインからの送信
Benchmarkでのドメイン認証では、アカウント内で発行する専用のNSレコードをドメインのDNS設定に追加することで行います。これによりSPF・DKIM・DMARCが自動的に設定され、メールの正当性が確認されやすくなり受信箱に届く可能性が高まります。ドメイン認証を行うことで自社ドメインからの送信が保証され、受信側の規定にも準拠できます。
Gmail, Yahoo, Outlook など主要な受信サービスの要件を満たすため、ドメイン認証ができない場合や無料ドメインを利用している場合は、当社の認証済み共有ドメインから送信されます。
ドメイン認証設定を完了させると、自社ドメインからのメール送信が可能になります。
受信ボックス内で以下のような表示となります:
From: Your Business Name <yourname@yourdomain.com>
[add image]
"経由 yourname@001a0.us.benchmarksend.com ”—このような共有ドメインの表示ではなく自社ドメインのみの表示になります。
サブドメイン
Benchmarkではすべてのメールをユーザーの自社ドメインのサブドメインから送信します。追加いただく専用のNSレコードはサブドメインのみに適用されるため、メインドメインのDNSは影響を受けません。
サブドメインを使用することでマーケティングメールの評価をメインドメインと分けられ、配信トラブルからメインドメインを守ることができます。受信側では送信元ドメインの評価を重視するため、サブドメインを認証することでブランドに紐づく良好な評価を築けます。
共有ドメインからの送信
ドメイン認証ができない場合でも「共有ドメイン送信」という代替手段を提供しています。これにより業界標準の認証と規定に準拠し、メールは当社所有のドメイン(例:yourname@001a0.us.benchmarksend.com)から配信されます。
共有ドメイン送信は次のような場合に適した方法です。:
- 自社ドメインの認証設定が行えない場合。
- Gmail, Yahoo, or Outlookなどのフリーメールアドレスからのメール送信を行う場合。
仕組みについて
共有ドメインの情報はメールの配信設定や送信時に表示されます。[送信者情報]欄では、送信者名やFromメール名を追加でき、アカウントのメールアドレスは自動的に共有ドメイン用に設定されます。
必要に応じて、認証用のドメインを追加することもできます。
完了すると以下のように表示されます:
受信者にはメールの[From]欄に社名等が表示されますが、認証チェックでは共有ドメインが送信元として認識されます。
共有ドメインからの送信の場合は以下のように表示されます:
From: 社名/サービス名 <yourname@001a0.us.benchmarksend.com >
(“経由 Benchmark Email.”と表示されることもあります。)
ポイント
プライベートドメインを追加しても認証していない場合、メールは共有ドメインから送信されます。ドメインの状態は、[メール設定]ページの[ドメイン]タブで確認できます。
- 共有ドメインを利用するにはサインアップ時にアカウントのメールアドレスを確認する必要があります。確認が完了しないと送信できません。認証後、利用開始まで最大1時間かかる場合があります。
- 後からドメインを認証した場合、以降のメールは自動的に自社ドメインから送信されます。
ドメイン認証設定を行うメリット
ドメインを認証することでBenchmark Emailや各受信サービスにおいて、送信の管理性・信頼性・到達力が向上します。以下に主なメリットをご紹介します。
到達率の向上
- Gmail・Outlook・Yahooなどの受信側では認証済みドメインを正規の送信元として認識します。
- 認証済みのメールは迷惑メールフォルダやプロモーションタブへの振り分けが回避される傾向にあります。
- 送信元アドレスに自社名/サービス名がしっかり表示されるため、受信者からの信頼につながります。
サブドメインとメインドメインのドメイン評価を区別する
- 認証済みドメインに紐づくサブドメインから送信することで、マーケティングメールの評価をメインドメインと分けて管理できます。
- これにより自社ドメインの評価を守り、メール配信がメインドメインの到達率に影響しないようにできます。
送信数上限の引き上げ
- 自社ドメイン送信では共有ドメインを利用する場合よりも送信上限数が増加します。
- 共有ドメイン送信はドメインを認証できないユーザー向けに利用できますが、到達率とプラットフォームの信頼性を守るため送信上限は低めに設定されています。
業界標準のベストプラクティスに準拠
- ドメイン認証により、メールはSPF・DKIM・DMARCといった受信要件に準拠します。
- フィッシングやなりすましを防ぎ、ブランドの信頼性を守ります。
Benchmark Emailでドメインを認証すると送信上限や管理性が向上するだけでなく、ブランドの信頼性が高まりメールの到達率も改善します。